口腔外科

口腔外科|とうごう歯科・口腔外科医院|香取市小見川駅より徒歩9分の歯医者

Oral Surgery

口腔外科

口腔外科専門医として、口腔外科治療で大切にしていること

治療風景

当院は親知らずの抜歯や口腔粘膜疾患などの口腔外科治療を行う際、適切な診査診断のもと、患者様のお身体にできるだけ負担の少ない方法で治療を行っています。
口腔内の疾患とはいえ、全身的な疾患が背景に隠れている場合もあるため、患者様の通院履歴を確認させていただき関連各科の医師と連携を取りながら治療にあたります。
患者様に安心していただき、できるだけ安全な治療を行うため、患者様にはご足労をおかけしますがご協力のほどよろしくお願いいたします。

治療の流れ

1

ご来院

2

十分なお時間をいただいての診査・診断・説明

3

必要性に応じ、関連各科の医師へ照会状を作成・確認

4

治療方針の決定

5

治療開始

6

治療方針の見直しがあれば随時行います

口腔外科とは

口腔外科とは

口腔(こうくう)外科の診療対象は、「原則として口唇、頬粘膜、上下歯槽、顎骨(顎関節を含む)、硬口蓋、軟口蓋、舌前2/3、口底、唾液腺(耳下腺を除く)部位とする」とされています。

口腔外科で対応する疾患

  • 先天異常・発育不全(過剰歯、小帯異常、顎変形症など)
  • 損傷(スポーツや転倒による歯および顔面の骨折など)
  • 炎症・アレルギー疾患(口腔感染症、歯性上顎洞炎、骨髄炎、骨吸収抑制薬関連顎骨壊死など)
  • 嚢胞(顎骨嚢胞など)
  • 腫瘍(良性・悪性腫瘍)
  • 顎関節疾患(顎関節症、顎関節脱臼、顎関節強直症など)
  • 唾液腺疾患(唾液腺炎、唾石症、粘液貯留嚢胞、ガマ腫、唾液腺腫瘍など)
  • 全身疾患の中の口腔症状(シェーグレン症候群、天疱瘡など)
  • 口腔領域の神経疾患・心因性病態など(三叉神経痛、顔面神経麻痺、舌痛症など)
  • その他(睡眠時無呼吸症候群、インプラントなど)

上記の中には全身麻酔下で手術が必要なものもあります。
特に緊急性があり、当院での対応が困難な場合は、近隣の高度医療機関へ紹介状を作成します。

特によく見られる疾患

その中でも一般的に、多く見られる疾患として、智歯周囲炎(親知らずの抜歯)、過剰歯、上唇小帯などの付着異常、スポーツ、転倒などによる口唇や舌の裂傷、歯の破折や脱臼、歯根嚢胞など顎骨嚢胞、線維腫など良性腫瘍、顎関節症、顎関節脱臼、口腔乾燥症、口腔カンジダ症、骨膜下膿瘍、口内炎、舌炎、舌痛症が挙げられます。

口腔外科専門医がいるクリニック

院長は出身医局である、東京歯科大学オーラルメディシン・口腔外科学講座(現 口腔腫瘍外科学講座)・東京歯科大学市川総合病院 歯科・口腔外科および関連病院で、口腔外科とオーラルメディシンを専門にして、全身麻酔下での手術、外来、当直、病棟患者の管理を日々行ってまいりました。また、(公社)日本口腔外科学会認定 口腔外科認定医・専門医の資格を有しております。
口腔外科専門医の取得のためには、歯科医師(医師)免許取得後、初期臨床研修を終了してから6年以上、学会認定の研修施設(または准研修施設)に所属し、口腔外科に係わる診療と学術的活動に従事して一定以上の実績を有することが必要条件になります。

口腔外科専門医の資格は、

  1. 申請書類審査(学会発表,参加、救命救急研修 2次救命処置まで、全身管理研修症例20例以上、口腔外科手術100例以上うち40例は中難度以上、入院管理症例50例以上、口腔外科症例の管理・診断5例以上、論文業績3編以上 等)
  2. 筆記試験・口頭試問
  3. 手術実地審査

の3段階を経て認定されます。

特に、手術実地審査は、試験官が申請者の口腔外科手術を実際に見学し、その手術能力を判定するものです。
また、専門医の資格は5年ごとに更新する義務があり、期間内に一定の研修実績を上げることが必須となっています。口腔外科専門医は、資格取得後も継続的に学識を高め、診療技能の向上に励むことが求められているわけです。(公社 日本口腔外科学会ホームページより一部抜粋)

オーラルメディシンとは

オーラルメディシンという言葉は、一般的に馴染みが薄いと思います。日本語では、口腔内科と呼ばれ、「歯科患者の口腔だけに視点を向けず、全身的背景を考慮した口腔疾患の診断と治療を目的とし、外科的アプローチを主体とせずに口腔の医療をあたるもの」と定義されています。口内炎を例にして考えてみます。口内炎は、一般的にはビタミン不足、疲労した時にできるイメージがあると思いますが、実際は原因不明であると教科書には記載されています。繰り返す口内炎の場合、その都度ステロイド軟膏を処方するだけでは、解決にはなりません。全身的な疾患が背景に隠れていないか、原因の究明が必要です。口内炎を来たしやすい全身疾患として、ベーチェット病、皮膚筋炎、Sweet病、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、MAGIC症候群、クローン病、尋常性天疱瘡など、ざっと挙げただけでも、これほどあります。それとは別に、血液疾患、消化器疾患、局所的原因、皮膚疾患、欠乏症などもあり、関連各科の医師と連携を取りながら、問題の解決に努めます。

このように、当院は患者様の全身状態をより考慮しながらの診察、治療になります。
普段通院されている病院の主治医先生宛に、照会状を作成しますので、その返信内容を確認後、治療方針を決定します。ご足労をおかけしますが、安心安全な治療の遂行のため、ご協力のほど、宜しくお願いします。

当院で抜歯を希望される患者様へのお願い

初診で親知らずの抜歯を希望される患者様

当院では、初診日に親知らずを抜歯することは原則できません。
親知らずの抜歯は、非常にリスクがある治療のひとつです。そのために、必要な画像検査、抜歯における予定時間、術後合併症、偶発症について、抜歯同意書・説明書を用いて説明を行うためです。ご理解の程お願いします。

他院からのご紹介により当院で口腔外科治療を行った患者様

当院では地域の口腔外科医院として、親知らずの抜歯などの口腔外科治療のご紹介を承っております。
ご紹介により当院で治療を行った患者様につきましては、ご紹介いただいた事項のみ対応させていただき、治療終了後はご紹介元の医院様へ戻って治療を行っていただくようお願いしております。